THE WAY TO A HERO - #005 矢萩卓也(美コンシェルジュ・1児の父)
MULCがお送りする、「なりたい自分を勝ち取る」ために挑戦を続ける人たちへのインタビュー連載・ “THE WAY TO A HERO”。
第5弾は、美コンシェルジュであり1児の父でもある矢萩卓也さん。
男性がメイクすることへの自信の持ち方やなりたい父親像について語っていただきました。
—いまの職業について教えてください
医療関係の団体職員として働きつつ、Twitterでメンズ美容について発信活動をしています(@haya_btcc)。
—メイクをすることに対してどう思いますか
僕自身メイクをします。
きっかけは容姿のコンプレックスを解消するためです。
男性で容姿にコンプレックスを持っている人は意外に多いのではないでしょうか。
女性はコンプレックスを気軽にメイクで隠したりできますが、男性にとってはなかなかハードルが高いです。
僕自身も隠れるようにメイクをしていた時期もありました。
そこで大切になってくるのが「自分の軸を心にしっかり持つ」こと。
僕自身、ヴィジュアル系のバンド活動を通して、メイクをするということに抵抗感がなくなりました。
人からどう思われるかよりも、「自分はこう在りたい」という気持ちを確立できたら、自信を持って自分を表現できるようになると思います。
これからは、男性も美容やメイクを通してコンプレックスを解消し、自信を持つことができる世の中を、男性が主体となって作っていかなきゃいけない。
いま起こりつつあるメンズメイク・メンズ美容の波を、SNSを上手く使って大きな波にしていきたいですね。
—「なりたい自分」についてお書きください
「かっこいい父親」になりたいです。
うちの親父には申し訳ないけれど、親父のかっこよさに気付いたのは20代後半になってからでした。
いまは一生懸命、僕と妹を育ててくれたカッコいい親父だなって思うけど、当たり前にご飯が食べられて、当たり前に学校に行けてたのも親父のおかげなんだっていうことに若いころは全く気付けなかった。
大人になったってことですかね(笑) 。
だから僕も子どもにとって「かっこいい父親」になります。
—なりたい自分に向かってどのような努力をされてますか
まあ、子育てですね(笑)。
基本、家事は何でもします!
でも、僕は大雑把な部分が多々あるので、細かいところを注意してくれる妻にも感謝しています。
二人でやっと一人前って感じですね。
あと、子どもから学ぶことも多くて、純粋に物事を楽しむことの大切さを学ぶことができました。
大人は余計な事を考え過ぎです!僕も含めて。
—困難に直面したときあなたを奮い立たせるものとは
この質問は非常に答えづらいです。
困難な状況というのをあまり経験したことがないからです。
でも、おそらく困難な状況に遭遇しない人はいないと思うので、困難な状況を困難な状況と認識していないだけかもしれませんね。
—MULCのテーマ「なりたい自分を勝ち取る剣」についてどう思いますか
人生はゲームであり、みんな丸腰の状態からゲームスタートします。
そして、生きていきながら、武器を手に入れたり、技を習得したりしてレベルアップしていく。
メンズメイク、メンズ美容も一つの武器であり、その武器で自分のレベルを上げてラスボスを倒して、ステージクリアしてほしい。
みんながこの剣をどう装備するかが、楽しみです!
男性は基本的にゲームが好きだから、ビビッとくるいいキャッチフレーズだと思います。
—これからの抱負を教えてください
私事ですが、もうすぐ二人目の子どもが生まれます。
僕が生まれた昭和と現代では、生きる目的や価値も大きく変化しています。
だから、時代の波や流れをしっかりととらえ、変わるところは変え、信念はずっと変わることなく持ち続ける。
そんな父親になります。
また、働き方も会社に依存するのが当たり前の時代から、個人の知識を発信しそれが収入になる時代に変わってきました。
自分のブランディングをしっかりと行い、自分しか持っていない色をしっかりと社会で表現していきたいです。