THE WAY TO A HERO - #004 たってぃ(薬学修士1年)
MULCがお送りする、「なりたい自分を勝ち取る」ために挑戦を続ける人たちへのインタビュー連載・ “THE WAY TO A HERO”。
第4弾は、薬学修士1年のたってぃさん。
アクネ菌やにきびを研究する彼がTwitterでの情報発信にかける思いを伺いました。
—いまの職業について教えてください
普段は大学院で、にきびの主な原因菌とも言われているアクネ菌の研究をしています。
—どうしてアクネ菌の研究を?
小さい時から肌が弱く、特にアトピーに悩まされてました。もっと簡単に治るいい薬ってないのかなぁって。そういうこともあってアトピーの研究室がある大学を選んでその道の研究者になろうと思ったのですが、大学に入ってからにきびに悩むようになって、同じ研究室でアクネ菌の研究もできるとの事でそっちの方に興味が変わって研究対象に選びました。
ただ、にきびって世の中の多くの人が悩むのに、実際に皮膚科に足を運ぶ人はひどくなってから。にきびって生活習慣と紐づいているものだから、ひどくなったら薬に頼るというよりそれを予防するための努力だったり、知識のほうがもっと大事。
だから、個人的に"治療薬を創る"ことよりも"にきびに関する知識だったり予防"のほうが大切だなって思いました。そう思ってTwitterで情報発信を始めました。
—「なりたい自分」についてお書きください
僕はより多くの人に小さなきっかけを与えられる人になりたいです。
就職活動を通して改めて自分と向き合った時に、「なんで自分はこうなんだろう」とか、「これからどうしたらいいんだろう」とか、すごく悩んでました。
でも就職活動を進めていく中で、社会人の方のお話や本の中から小さなきっかけをもらって、「こうだからか!」と悩みが解決されて、ちょっと前向きになれた自分がいました。
そこから自分の中の歯車が動き出して、いろんな事に挑戦してみようという気持ちになりました。
そのとき、人ってこんな小さなきっかけでこんなに変わるんだなぁと思いました。僕だけかもしれないですけど(笑)。
だから、自分の発信を通して多くの人がこんな風に変わっていったらいいなって素直に思いました。
僕自身はプロ奢ラレヤーさんの「嫌なこと、全部やめても生きられる」の考え方に衝撃を受けました。YouTubeにこの本の内容をアニメーションを使って紹介する動画をアップしたんですが、プロ奢ラレヤーさんご本人からもOKをいただいています!よかったらご覧ください!
—なりたい自分に向かってどのような努力をされてますか
正直、僕はめんどくさがり屋なのであんまり努力を意識しながらできないです笑
だから自分だったらどうやるのが一番いいか、好きなことの中から得られる事は何かを常に考えるようにしています。
最近で言うといろんな人と積極的に話すようにして価値観を広げたり、なるべく暇な時間は読書をして気づきを得たりしています。
でもこれは自分自身が人好きで、新しいもの(気づきや発見)が好きだからやれていることで、成長するために!とかって思ったことはありません。
そこで得た気づきをTwitterやYouTubeなどで発信して、一人でも多くの人にきっかけを与えられたらなぁぐらいの感覚でやっています。
少なくとも僕自身は好きでやってるし、アウトプットの良い機会なのでwin-winですね(笑)。
—困難に直面したときあなたを奮い立たせるものとは
僕は落ち込んだり、悩んだりするときはすぐに周りの友人に相談します。
そしたら、話聞いてやるよとか、飲みいくか?ってみんな言ってくれて、いろいろ話をしているうちに気づいたら消えて無くなっています。本当にありがたい。
僕は本当にちっぽけで、一人では生きていけない寂しがりやな人間です。
大好きな漫画ONE PIECEのルフィの言葉を借りると「一人になるのは痛ェのよりツレェ」なんですね。
周りにいる人にいつも小さな勇気やきっかけをもらっています。だからこそ誰かのために頑張れますし、支えてもらっている人のために頑張ろうってなります。
本当に周りの人に支えられて生きています。いつもありがとう。
—メイクをすることに対してどう思いますか
僕自身、メイクはBBクリームをつけるぐらいですが、つけた日は赤みやにきびを自然に隠せるので、つけない日と比べてテンションも格段に違います(笑)。
ファッションと同じように、自分がちょっとテンションが上がったり前向きになれるのなら、気にせずやったほうがいいと思います!
—MULCのテーマ「なりたい自分を勝ち取る剣」についてどう思いますか
剣(つるぎ)って響きがかっこいいので好きですし、理想の自分に向かって生き生きしている姿が想像できます!
そんな剣があったら、僕はすぐ手に取ってしまいますね笑
—これからの抱負を教えてください
自分に自信を持てない人たちと一歩でも半歩でもいいので一緒に前に進みたい!
そのために、今は手の届く範囲の人たちにちょっとでもきっかけを与えられる人になります!