記事: The Way to a HERO - #29 岡山幸樹(タレント)
The Way to a HERO - #29 岡山幸樹(タレント)
MULC(ムルク)がお送りする「なりたい自分を勝ち取る」ために挑戦を続ける人たちへのインタビュー連載『The Way to a HERO』
第29弾は、タレント・岡山幸樹さん。「今もこれからも自分らしく生きて 後悔のない人生にしたい」と話す、岡山幸樹さんのこれまでの足跡や実現したいビジョンに迫ります。
—自己紹介をお願いします
岡山幸樹です。京都府出身の30歳でタレントをしています。メインは俳優として広告やCMの仕事をすることが多いですが、ブライダルモデルやリポーターなど幅広く活動しています。決められた役を演じる俳優のお仕事も好きですが、最近はラジオパーソナリティとしてしゃべるお仕事が増えていて、オリジナルの言葉で自分らしく表現できるのが楽しいなと感じています。
—幼い頃はどんな子どもでしたか
幼い頃は人見知りの大人しい子どもでした。両親曰く、自分の意見を全く言わない子だったそうで。。実際のところは我が強く目立ちたがり屋だったのですが、自分のことを主張するのが苦手でした。のびのびと育ててくれる家庭だったので、両親に気を遣う必要は全くなかったんですが、自分なりに周囲の人とのバランスを取っていたんでしょうね。
—学生時代、印象的な出来事はありますか
学生時代はずっとバレーボールをやっていて、キャプテンを任せてもらい、エースとしても活躍していました。小学生の時から運動も勉強もある程度のことは全体的に結果を出せるタイプでした。
でも高校生になると外部の選抜選手と関わる機会が増えて、外の世界にはもっと強い人たちがいることを知りました。それまでの自分は本気で部活に取り組んでいなかっただけで、上には上がいることを痛感しましたね。
この時人生で初めて壁にぶち当たったのですが、全く落ち込むことはなく、それからは自分も必死に練習に取り組むようになりました。負けず嫌いだったので、本気でバレーに向き合う選手たちの熱量に負けたくないという気持ちの方が強かったですね。
—人生のターニングポイントはいつですか
ターニングポイントは21歳の時でした。19歳でスカウトされて芸能界デビューしたんですが、当時はタレントをしていることを公言していなくて、京都で楽しく大学生活を送っていました。
大学3年の就活の時期になって、初めて自分はどの方向に行きたいかを考えるようになりました。皆と同じように就活をしようと思っても心が躍るような企業はなくて「これでいいのかな」とずっと引っかかっていました。きっと就活を続けていたとしても、特にしんどい経験はせず、人並みに就職できたんだろうなと思うんですが「タレントとして芸能活動をしたい」という思いが消えず、就活を辞めることにしました。
当時は大きい芸能事務所に所属して、事務所から推されてないとタレントとして活動できないみたいな話も聞いてましたし、芸能界を選ぶことへの恐怖はもちろんありました。でも人生の転機になるような大きな決断って、これを逃したらもう結婚のタイミングしかないだろうなって思って。就職が自分一人の意思で決めれる最後の決断だとすると、何の苦労もないまま妥協した道に進むのは嫌だなと思いました。なので与えられた選択肢から選ぶのではなく、フリーランスとして芸能活動を続ける道を選びました。自分の意志で人生を決めたのはこの時が初めてだったかもしれません。
—「なりたい自分」はどんな自分ですか
30歳になった今、より強く思うのが「今もこれからも自分らしく生きて 後悔のない人生にしたい」ということです。
僕は19歳で芸能の仕事を始めて、大学卒業後もずっとタレントを続けてきたのですが、この歳になると周りの友達は普通に会社で働いて結婚して子どもができてっていう年齢なんですよね。
その友達が言ってくれるんです。「自分がやってみたいことを諦めずに挑戦できる環境が羨ましい」「家庭や子どもができると諦めることも増えるから、やりたいことを必死に頑張っている姿が眩しく見える」って。もちろん僕からすれば家庭の幸せが羨ましく思えることもあるので無い物ねだりなんですが。
「20代のうちに~するべき」とか「30歳だからこうしなさい」とか形にとらわれるのは嫌だなって最近一層思うようになって。自分の意思や自分らしさを大事にしていきたいなって思います。
—「なりたい自分」を目指すようになった きっかけ は何ですか
20代を振り返ってみると後悔することが多く、30代を迎えての葛藤もありました。「後悔が少ない人生にしたい」という気持ちにもっと早く気づいて行動しておけば、何か違った未来になっていたのかなって。もう二度と戻ってこない過去を悔やむくらいなら、20代のうちにもっと色んなことにチャレンジしておけばよかったなって思うんです。
僕は元々引っ込み思案で安定志向の性格だったので、応援してくれている家族が心配しない人生を生きたいと思ってました。でも、これまでタレントだけで頑張ってきて、良い時期もあったし悪い時期もありました。それを乗り越えた今、だいたいのことは「なんとかなるよな」と思えるようになったんですよね。どんな状況でもなんとかなるし生きていける。それが分かった今、後はやってやるだけだって思ってます!
—週末(プライベート)はどのように過ごしていますか
プライベートの時間は、リラックスできる空間に行くことを心がけています。仕事が忙しくなってくると、表に出ている時間だけでなく、スケジュール管理などの裏方の作業も増えてくるので、最近はシーシャに行って黙々と仕事をしていますね。シーシャは、自分一人の空間で自然体でいれるので好きです。とはいえ一人でずっと作業をしていると思考が凝り固まってしまう気がしているので、たまには外に出かけてバランスを取るようにしています。
—おすすめの美容・健康法は何ですか
僕は夜にレチノール、朝にビタミンCを摂取するようにしていますが、まずは自分の肌を知ることが一番大事だと思っています。美容やコスメ・メイクが大好きなので、自分で探求したりリサーチすることが多いのですが、やっぱり合わない人が合わないことやっても逆効果だと感じるんですよね。せっかくデパコスを買っても、家に置いているだけで使わなければ意味がないですし。自分の肌を知って、ベースを整えてフラットにした状態で美容をやる方が垢抜けると思います。
—座右の銘を教えてください
座右の銘は「やったもん勝ち」です。こう見えて野心が強いタイプなので、実力はどうであれ、やりたいことがあれば、まずはやってみることが大事だと思ってます。
皆、頭の中では「もっとこうやれば良いのに」とか「本当は〇〇したいのに」とか色々考えてると思うんですよね。でも不安や心配が先にきて行動できなくなっちゃってて。
僕は頭で考えているだけでなく、行動してる人の方が強いと思います。やらないと何も始まらないし、リスクがないのであれば、やってみて失敗するのは全然オッケーなはずなんですよね。だから「やってみたい」という気持ちが少しでもあるなら、誰に何を言われてもチャレンジするようにしています。
—今後の目標や、今挑戦していることを教えてください
30歳を迎えて精神も安定してきましたし、人間として達観できた気がしています。この仕事だけで生活できるようになるまでは本当に大変だったのですが、最近安定してきたと感じれるので有り難い限りです。
ただ、僕は現状維持を続けることが一番嫌なので、まだまだ仕事の規模を大きくして上を目指していくつもりです。平行線で同じ毎日を繰り返すようにはなりたくないなと思ってます。
今後の目標として「〇〇を達成したい」という具体的なものを置いてしまと、たどり着いた時に燃え尽きてしまい、新たな目標を設定するのが難しくなる気がするので、あえて天井は決めないようにしています。これから一歩ずつ進んでいく中で、その先々で「こうなりたい」という次の目的地が見つかるはずなので、夢を追い続けながら、じわじわと上がっていくのを楽しみたいですね。
【出演情報】
TOKYO FM系MUSICBIRD 「ODAIBA RAINBOW STATION」
毎週金曜日20:00~21:00 生放送
(※出演は隔週)
「odaiba tv」公式YouTubeチャンネルにて同時生配信もあります!
https://www.youtube.com/user/odaibatv